年金の他に2000万円必要というニュースは記憶に新しい。仮に「老後資金」が2000万円必要だとして、いったいどうやって貯めればいいのか。人によって最善な方法は異なってくるでしょうが、1つ間違いないのは、結婚したら必要になるのは老後資金だけではないということ。
子供が生まれた時に必要になる「教育費」、いったいどれくらいになるのか考えたことはありますか?
いくらかかるか分からないし、分かったとしても準備の仕方が分からない。資産を増やす為に転職や副業をすべきなのか、何が正しいか分からない。今の現状を手放し、手に入るかどうか分からない資産のためにリスクを取るのも難しい。
「何に使うお金を貯める必要があるのか」、「どうやってお金を貯めていけばいいのか」について考えていきます。
まず貯めるのは「老後資金」と「教育費」
そもそも「老後資金」とは、老人だから必要になる特別な費用というわけではないということを改めて確認しておきます。
そうであるにも関わらず、教育費・住宅費・老後資金が「人生の三大出費」と呼ばれるようになったのか。それはこの3つの出費が、必要になった時に慌ててどうにかしようと思っても、短時間では準備が間に合わない金額になる出費だからです。
1人で生活を始めることになったら、住宅費や食費のような月々の生活費は意識するようになります。
でも、10年、20年、30年先に必要になる出費については、どこか漠然としていてそこまで深く考えることはない。そういう出費だからこそ、意識的に準備していかなければならないのです。
人間誰しも年老いていきます。そして働けなくなくなるタイミングがやって来ます。しかし、寿命だけはどんどん延びていってます。年金が支給されなくなるということはないと思いますが、それだけで生活が維持できるかは怪しいのも事実です。だからこそ、必要十分な「老後資金」を出来るだけ早いうちから準備していく必要があります。
「教育費」は、子供の進路の予測が出来ないので、具体的にいくら必要になるかはその時になるまで分かりません。必要な金額が分からないなら、準備のしようがないじゃないか!という声が出てきそうですが、最も学費がかからない国公立に大学まですべてに通えるだけの金額を用意する必要はあります。
必ず必要になる「老後資金」と、必要金額の予測が立たない「教育費」は、優先的に貯めるべき貯金といえますね。
無理せず早く貯金するにはどうすればいいの?
考え方としては2通りあると思います。
①生活費等を使って余った金額を貯金する
②毎月決まった金額を先に貯金する
①の方法なら使いたい金額を使って余ったお金を貯めるだけなので、ストレスは少ないでしょう。ストレスが少ない分、余るお金も少なく、貯金もなかなか貯まらないという現実に悩むことになります。
②の方法なら決まった金額を貯金に回すので、ストレスはありますが、確実にお金は貯まっていきます。
貯金をするなら、毎月決まった金額を貯金する方がいいですね。
具体的には、「確定拠出年金、財形貯蓄、積立定期預金のような、自動積立方式の口座を作る」です。
詳しいないようについては、次回見ていくことにします。